【 御姿拝見[参](裳唐衣) 】

正装彰子。正確には12巻表紙の裳唐衣装束の彰子。とはいえ、中宮が正装するのは帝の前かイベント時ぐらいなので、藤壺では楽な恰好をしてたと思います。寝こんでたしね(笑)
当サイトの扉絵はこの絵のカラー下半分になります。
裳唐衣装束は難物です。襟合わせの部分が描きながら自分でもわけがわからなくなってきて、何度描きながら数えなおしたか。正装は描くのも非常に手間がかかるうえに、せっかく描いても線画だとわけがわかりませんね。おまけにスキャンする前にはちゃんと左指五本あったのに、取り込んだらつぶれて四本しかないように見える………(^^;)
私が描くと平安時代の服がみんな強装束っぽくなっちゃうなあ。
12巻表紙の彰子は、単に袿3枚、表着、唐衣、裳と重ねてますが。つい癖で袿を5枚着せてしまいました。
色のほうは、あさぎさんオリジナルの色目なのでしょうか。浅葱色の単や紫地に鬱金の襟の唐衣など、資料などでは見たことのない色合わせなのですが、非常に重厚かつ華やかな取り合わせで、表紙全体の色合いもうつくしく、12巻表紙はお気に入りの1枚です。
あさぎさんの絵は彩度が高くて、全体的に色鮮やかですよねー。
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