伝説、そして―――
かつて、世界がまだ暗黒に閉ざされていた頃。
マナの女神は、世界を滅びに導く八つの災厄の化身である《神獣》を、マナの剣によって打ち斃し、八つの要石の中に封印した。
かくして闇は去り、世界は創造される。
マナの女神は樹に姿を変えて眠りにつき、永い年月が過ぎ去った。
しかし、八つの要石から再び神獣を解き放ち、神をも越える力を手に入れ、世界を我が物にしようと企む者たちによって争いが起き、その平和は終わりを告げる。
地上から急速にマナが失われ、マナの樹も枯れ始めた……。
緑に潤い力に溢れていた約束の地が、徐々に枯れ果てていくなか。
瞬く四つの光が女神の聖地を飛び立った。
残りわずかな力と余命でマナの減少を、危機を伝えるために。
その手に剣を持つ者を、見いだすために―――