あとがきめいたもの


楔―くさび―についての呟き

 いやぁ、何度読んでも恥ずかしい話ですねぇ(爆)
 書きあげたときをなら、HPの開設・改装のたびに読み返しているんですけれども、何度読んでも恥ずかしくていたたまれなくなります(笑)。文章が若い(笑)。いまの自分にはもう書けない話なので、いくら恥ずかしくともこれ以上手は加えないことにしてはいますが。手を入れたらもはや「楔」とは違う話になっていそうです。
 この話は一番最初に書いたスレの二次創作ということだけはあって、私にしては珍しくガウリナです(この後からゼルアメに傾きだした・笑)
 最初ということもあって、少々ゼロリナ風味(?)がしてます。なんだか異様にヤらしげ(笑)
 うちのゼロスとリナは恋愛感情とは相容れない、何かある種、共通の価値観をお互いもっているというか。冷えた非常にドライな執着をゼロスはリナに持っていますので、後の話には書いていないそこらへんが出てるなーと(苦笑)
 桐生はゼロリナ割と好きです(爆)

〈Side A&Gについて〉
 ゼルガディスとリナがからむ話は多いですが、その逆はあまり見当たらないな〜と思ったことと、アメリアに酒を飲ませてみようという、むちゃくちゃな思いつきから書いたお話です。あと、ガウリナの話のはずなのに、ガウリイが何を考えてるのかわからないという切実な理由(?)からも書かれたお話です(それでもいまいちわかりませんが)
 ちなみにアメリアが飲んでいるワインはロゼワインです。ガウリイが何やらめちゃな説明をしておりますが、あながち間違ってはおりません(笑)
 誤解があると困るので断っておきますが、ロゼワイン全てが甘くて美味しいわけではありません。たまたま桐生の飲んだことのあるロゼがそういうやつだったので、飲酒初心者のアメリアに飲ませてみました(笑)

〈Side L&Zについて〉
 アメリアとガウリイの話があるんだから、リナとゼルの話も欲しいじゃない、という目論みの元に書かれた話。
 ここらへんからでしょうか。ガウリナでゼルアメのなかのリナとゼルという組み合わせが気に入ってきたのは。リナとゼルは絶対互いのことを同類と思っているに違いない(笑)。感覚とかものの考え方とかわりと近いんじゃないかなぁと。ガウリイとは認識が違うところをリナはゼルと一緒で、アメリアと感覚が合わないところをゼルはリナと一緒。お互い自分のパートナーに言えないことを相手に言ってそう。馴れ合わないけど、冷えてるわけでもないというか。ダメだ、語りだしたら止まらない(笑)
 この二人って桐生の異性間の友情の理想型なのかもしれません

「その瞳(め)の色」の呟き

 この話の壁紙だけやたらダサイと思った方、大正解です。自分で作りました(爆)
 フォスフォフィライトは実在する鉱物です。宝石の写真図鑑でこの石の写真を見た瞬間にあまりの綺麗さにいっぺんに惚れ込みまして、「ゼルの目の色だわ絶対!」と思ったんです(笑)
 しかし、鉱石関係の素材屋さんにいっても、フォスフォフィライトなんていう超マニアックな鉱物の壁紙なんて置いてあるわけありません。でも、どうしてもこの石の持っている色を伝えたかったので、ムリヤリ作ってみました。思ったよりも重くなかったのでちょっとホッとしています。
 結晶体だと、ゼルの目の色としては、ちょっと翠の色が濃すぎるかもしれませんが、磨いてカッティングされたものは緑がかった淡い青に透き通っていて本当にキレイです。
 アメリアちょっとだけ弱気です。すこーしストレス負けしている時期かもしれません。延々待っているので、たまにはこんなときもあるだろうということで。

「夢飾り(ハッピー・ラヴァーズ)」の呟き

 柚葉シリーズ第一部の締めとなるお話。これを書いた時点では第二部を書く予定は未定だったのですから、何が起こるかわからないものです(笑)
 とりあえず、アメリアとゼルとユズハの話はこれで終わりかなぁって程度です。もちろん後日談とかは山ほどあります(笑)
 この話の裏ネタとしては、ゼル、フィルさんに五年もうちの娘をまたせおってと通過儀礼を受けてます。岩ではないので手加減していただいたようです(笑)
 あとは、『薔薇の姫君』でアメリアが言った通りに、リーデットの女装を決行しようとしたとか、投げられたウェディングブーケをひょっこり受け取ったのはイルニーフェだったとか、ゼルとオルハは対ユズハの同盟を組んだとか組まなかったとか、ユズハのゼルに対する五年ぶりの第一声が「フジツボ、ないノ?」だったとか、色々です(爆)
 あとですね、アメリアは5年待ってたわけですが、ゼルの場合、人間に戻った際に少々肉体年齢の方が巻戻ってしまい、4歳差にもかかわらずほぼ同じ歳に見えるため、アメリアがそのことでぶーたれているという裏設定があります。
 これだけ長いのに書いてないことが多いな、私(笑)
 書いている間に私の中でアメリアはどんどん原作ともアニメとも違うアメリアに変わっていってしまいました。それを端的に表しているのが今回のリナの呼び捨てになります。お互い年も取ってますし(爆) このシリーズの中だけでなら呼び捨てでもいいんじゃなかぁと思いまして。現在私の中ではリナを呼び捨てながらですます口調というめちゃくちゃな状態で喋ってます。ただうっかり気分が昔に戻ると口調は「リナさん」に戻るようです(笑)

カオスレギオン【新たなる絆】の呟き

 暴走しまくりながら書いたお話。
 えーと、出版されている小説カオスレギオンはゲームのストーリーに準じた話である長編第一巻と、それ以前のジークの話を書いた長編及び連作短編とでなりたっています。この話は、その短編と長編の間、長編が始まる直前の時間設定で書かれています………が、嘘くせぇ(笑)。時間軸がここまできといて、ジークがノヴィアを解任することって、もはやないよなぁとか思いつつ書いてたんですが。どちらかというとプレ編終了直後みたいな……(^^;)
 これを書いた当時は、出版されているのは長編第1巻と短編1巻のみ、短編2巻が発売予定というスケジュールで、中身は連載再開が望めないほど綺麗に完結しておりました(笑)。が、その後、人気に助けられ連載再開。見事に完結致しました。そのため、この話は現カオスレギオンとまったく辻褄があわなくなってしまいましたが、まぁ、仕方がない(苦笑)。

 体調を崩すと聖性が弱まる、堕気が強まる、なんて設定は、完璧に桐生の後付けです。というか、そんなことになるとノヴィア、何回目が見えなくなればいいのやら。アーシアも口がきけなくなってるよ(爆)
 なんというかねー、願望があったんですよ、ジークにしてほしいことがあって、この話書いたんですよー、寸止めしやがったけどね! この男! ああ何て煮え切らないやつなんだ(笑)。二次創作ぐらい、こっちのお願い聞いてくれたっていいじゃないの。原作でも何度かやってるんだから、ノヴィアを抱きあげてやれよジーク!(爆)
 原稿用紙120枚分書いて、結局、抱き起こすだけで終わりやがったよ………くそう。

 どんどん喋ります、止まりません。ゲームやったことないんで、軍団戦を書くのに一苦労しました。でも書く為に小説を読み込んでいると、最初読んだときには気づかなかった魔兵の戦闘描写や戦術がきっちり書きこまれていることがわかり、思わず「ちゃんと読まずにすいません」と謝ってしまいました。長編と短編では、登場する魔兵の兵種まで違うんですよ。それを知らず、冒頭で短編には登場しない魔兵を召喚させてしまい、二度目の軍団戦を書く時に気づいて、しまった………とか思った馬鹿がここにいます。おかげで、特に苦戦したわけでもない戦い二つに、ジークは迅魔と神魔以外の魔兵を全部召喚していたりします。ノヴィアが名前を知らなかった魔兵は実は尖魔(という設定)。総力戦だな、おい(笑)。しまいには後半は軍団戦を書くのが楽しくなってました。魔兵にも愛、注いでます。ブラスフェミー可愛くないですか、自爆する丸っこいヤツ。結賀さん、魔兵はほとんど絵にしてくれなかったけどね。麗魔見たかったなー。

 ノヴィアLOVEです。こういう子、好きです。がんばる子。アーシアも好きなんだけどねぇ………やっぱりノヴィアには負けるのよ、ごめんね、アーシア。シーラもかなり好きです。ロードス島の小ニースとか、こういう明らかに男性受けしそうな女の子キャラにハマるあたり、自分どうかと時々思うんですが。そこはそれ。ううう、好きだー。なんでゲームにはいないのーとか思ってたら、作者ご本人が日記で呟いておられました。曰く「こんな(めちゃくちゃなゲームの戦闘の)なかにノヴィアいたら即死ぬ」だそうです(爆笑)。
 ジークもドラクロワも大好きです。冲方さんキャラが素敵すぎます。たまらん。
 連載再開が決まり、狂気したのは私だけではないはず。うんうん(嬉)